2017年12月14日木曜日

12/13新見先生 勉強会

本日は「ケースレポートの紹介」です。
SAH後の心筋症はタコツボ心筋症、神経性ストレス心筋症などと呼ばれている。
<症例1>23才 女性
GCS15、左顔面麻痺、左同名半盲、左上下肢脱力が主訴。CTで4×1.5cmの出血、他に脳動脈瘤、AVMを指摘された。AVMの手術中に脳梗塞を発症し脳ヘルニア、肺水腫が出現し、昇圧剤が使用された。心電図上、Rの低下、QT延長などの変化が出現した。心エコーで壁運動異常あり、CAG問題なく心筋症と診断された。
脳障害、特にSAHでは70%で心機能の異常が出現するとの報告もある。タコツボ心筋症の85%は女性である。虚血性心疾患と誤判断されることもある。

帝王切開時の出血
帝王切開では癒着胎盤や子宮弛緩により多量出血となることがある。動脈バルーン(IABO)による血流遮断が有効とされるが、6-15%に合併症が出現している。トランサミの使用は議論中。
<症例2>35才 妊娠経過中に全前置胎盤、癒着ありとされていた。妊娠30Wに緊急C/S例
血管外科に連絡、IABO留置、PE予防、トランサミン1g後1g/hで持続投与し手術開始。
止血に難渋したが、手術は終了した。IABOは血流遮断から1時間後に抜去した。
その後、下肢の血色不良が出現。エコー実施したところ両側外腸骨動脈に血栓を認めたため血栓除去術を行なった。
長時間のIABOの使用、トランサミンの併用での血栓と考えられる。

<症例3>エホバ信者のC/Sでの弛緩出血
術前から鉄剤使用しHb:10.6。術中の子宮弛緩による出血が2500mlあった。Ⅶa、カルシウム、TXA投与した。輸液、回収血、NAD使用するも一時期sBP 40-50台、Hb:1-3g/dlとなったが、止血完了し手術終了となった。産科出血でも回収血が有効であった。

(Mプロ動向)
最近寒い日が続いて、朝起きるのが億劫ですが、医局員皆、勉強会に奮って参加しています。普段、勉強会中に船を漕いで皆から心配されているMプロですが、12月最終週に行われる手術室忘年会に向けて、お笑い担当として同期、看護師をまとめ率先して余興の準備をしてくれています。勉強会以外では結構頼りになるMプロでした。余興の仕上がりが楽しみです。
赤嶺





















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