こんにちは。林です。
全国的に自粛自粛の日々が続いていますね。
当院も近隣の中核病院としての機能を維持しつつ、COVID-19対策を他の都内急性期病院と同様に対応しています。
安全・継続的な手術室運営のために麻酔科も部長を筆頭に日々対策をアップデートしていたり、気道管理のプロとしても病院に貢献できるよう準備しております。
麻酔科控室で毎朝行っていた勉強会も、三蜜を避けるためになかなか行えない状況です。
そんな中、私が関連病院で2年間行っていた研修に関して、後輩に向けて人数を絞り報告会を行いました。今回はその内容をかいつまんで紹介します。
私の麻酔科後期研修スケジュールは1年目 板中 麻酔科、2年目 神奈川県立こども病院 麻酔科、3年目前半 前橋赤十字病院 救急科・集中治療科、4年目(現在) 板中 麻酔科です。
神奈川県立こども病院では、年齢別にみると生後0日から先天性疾患をもつ20歳代の方まで、体重別にみると500g台の新生児から80㎏超の人まで、様々な人に対する麻酔を経験させていただきました。
診療科も多く、成人麻酔に比べて麻酔の導入・維持・鎮痛方法などバリエーションが豊富でした。
1年間で学びきれるほど簡単な分野ではありませんでしたが、小児麻酔に対する苦手意識がなくなったり、CVやBlockの際に目標部位と針先をしっかり見る癖がついたりと、現在にも役立っています。
前橋赤十字病院は、2018年に新病院に移転したばかりで広くてとても広い病院です。
救急外来では救急車の受け入れ、Walk in患者の診察以外にも、Dr HeliやDr Carを積極的に運用しています。
ICUでは救急科や他科の重症患者、重症患者を主科と連携しながら集中治療科がメインで診療しています。最近話題のECMOも頻繁に稼働していました。
BLSやJATEC、ISLSなど様々なコースを開催しており、私も色々と参加させていただきました。
川崎幸病院では、元々大動脈系疾患の予定手術・緊急手術(大動脈外科)が多い病院でしたが、2019年から冠動脈疾患や弁膜症の手術(心臓血管外科)も数多く行うようになっており、私も半年間で大動脈外科を30件、心臓血管外科を25件程度経験させていただきました。
また外科や婦人科で、板中よりも神経ブロックを行う機会が多く、その点でも勉強になりました。
最後にこの2年間で最も印象深かった前橋赤十字病での症例です。
詳細は控えますが、1歳児に対して救急外来に搬送されてきた時点から処置を行い、緊急脳外手術の麻酔も一人で担当し、その後ICUやHCUでの診療にも参加しました。
この症例は反省点も多かったものの、こども病院での1年間の経験があったからこそ乗り切れました。関連病院での研修期間があっという間に進んでいく中、私も少しずつ成長できていると実感でき、その後の研修を頑張る糧にもなりました。
またかなり厳しい状況でも、麻酔科医として自分ひとりで対応するしかない時があるという覚悟が初めて芽生えた瞬間だったと思います。
関連病院それぞれがとても専門性の高い病院であり、目的をもって研修しに行けるのでモチベーションが保ちやすいのが、板中麻酔科のおすすめポイントの1つです。
2年間の貴重な経験をさせてくれた板中に少しでも還元できるよう、今後も頑張ります!
0 件のコメント:
コメントを投稿