2017年8月9日水曜日

8/9 新見先生勉強会

ペースメーカー(PM)、植込み型除細動器(ICD)について

術前評価
基礎疾患、デバイスのメーカー、設定などチェック。PM患者は3-12ヶ月に1回PMチェックをうけているので、PM手帳などで情報を集められる。特別に必要な検査はない。
胸部レントゲン検査で、ジェネレターの位置、リードの位置を確認。メーカー名もチェックできる。リードが冠静脈にもあれば、心臓再同期療法(CRT)である。その場合、CVカテ留置の際に、リード損傷や位置異常が起こることに注意が必要。
また、執刀前にPMへの依存度をチェックし、必要あればモード変更やマグネットモードにする。

術中
電気メス干渉によるオーバーセンシングや予期しない除細動が起こる可能性ある。
そのため、PMは非同期モード、ICDは頻脈治療機能停止にする。モノポーラー電気メスや神経刺激装置の使用は出来るだけ避け、電気メスのアース部分も十分距離をとった場所にする。
オーバーセンシングが起こる場合は、設定変更やマグネットモード(ICDはペーシング機能残る)にする。
徐脈になる麻酔は注意が必要。
ICDの誤作動は20-40%に起こるといわれ、そのうち8%は病院内とされている。眼科の手術やマイクロを使用する手術では、予期しない除細動は手術の妨げになるため、ICDは必ず停止させておかなければならない。
マグネットモードになると、脈は85-100bpm、AV delay 100msに固定される。ICDは除細動は停止するが、ペーシング機能は作動したままである。

心臓外科麻酔では、体外循環から離脱する際に体外式ペースメーカーを使用することが多いため、今週土曜日に、実際に体外式ペースメーカーを使用して、勉強会をやるそうです。
これで、後期研修の先生もPMは怖くないですね。心強いかぎりです。

                              赤嶺



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