2017年7月26日水曜日

7/26 新見先生 勉強会

麻酔と脳卒中、βブロッカーと脳卒中に関して

脳卒中後の手術は、教科書的に3ヶ月程度あける。心房細動の症例では、3ヶ月は抗凝固を行うほうが望ましいとなっている。
術前のβブロッカーの使用は心リスクは下げるが、脳梗塞の発生は増える。
心臓手術患者の脳梗塞発生率は1-5%程度ある。
脳卒中後3ヶ月の患者では術後脳卒中発生率は16%、MACEは20%。
脳卒中後9ヶ月の患者では術後脳卒中発生率は11%、MACEは8%であった。
脳卒中後はできるだけ、9ヶ月以上あけて手術をすることが望ましい。
他に、脳卒中既往の患者がMIの既往、腎障害があれば、術後MACEの発生率は上がる。
手術時間は術後脳卒中のリスクになるが、麻酔方法には関係なかった。
術後脳卒中例の死亡率は25%以上あるとも言われている。

POISE試験では。術前のβブロッカーの使用では、術後の心リスクは減少するが、脳梗塞や死亡率が上昇すると報告している。
以前は、術前のβブロッカー使用は、ガイドラインでも推奨されていたが、POISE試験後は、推奨度が低下した。

                                    赤嶺

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